実社会であまり聞かないので、和製英語なのかもと思うけれども、
「スクラップアンドビルド」
という言葉がありますね。Selection and concentration (選択と集中)なんてのとほぼ同義かとは思いますが、まぁ読んで字のごとく、壊してまたなんか作るってことですね。企業が何かを始めて、でも、失敗したと思ったら、すぐに撤収して別の事業をまた始めるなんて時に使うので、現場は解雇だの転籍だので半泣きにも関わらず、社外からは比較的前向きに世間で評価されることが多いと思います。
そんな大きな組織の話でなくても、個人単位の趣味や人付き合いなんかでも、選択と集中をすることはありますね。今や日本人だけでも、1000万人近くがやっているというブログ。会社を辞めてまでやっている職業ブログ人ならともかく、その他大勢の9割以上の人は、趣味の一部あるいは生活の一部として、何が楽しいのか「日記」を全世界の人に発信し続けています。でも、そういうのって、片手間にやってるだけに、ハミガキとか風呂みたく、生活の一部にならない限り、まず続かない。で、本人にその意気込みが無いと、読者も付いてこないので、大して相互コミュニケーションを築けないままになり、本人のモチベーションが起きなくなってくる。文章もつまらい。誰も読まない。。。と、負のスパイラルが始まるわけです。たとえそれが有名人だとしても。
何が言いたいかというと、何でもないのですが、たまたま、ある人がブログをやめたという記事を発見してふとそんなことを思った次第です。決して、そのブログがつまらなかったとは言っていません。ただ、淘汰されるんだなぁと思ったのです。どういうカタチであれ。
石川亜沙美さんが、ブログを止めました。
僕は、この人の今をよく知りませんが、昔は好きでした(照)。昔といっても、10年以上前。だから、彼女がブログをやめる事がショック・残念だというのではなくて、彼女がそのブログを立ち上げる時に、記者会見をわざわざ開いていたので、ブログってそういうものなのか!と衝撃を受けたのを覚えているのです。当時は(といってもつい半年前)、各紙写真付きで掲載されてました。飛び入り参加扱いで、石田純一のゲスト出演なんかもあって、「たかがブログでここまでやるもんかねぇ。でも、やるからにはただ事じゃないこと起こすつもりなんだろな、かなりの後発だし」と思ったものであります。
ウィンドウズ95が出た時に
「私、ブログやります」
と言えば
「何ブログって!?」
ってなると思うのですが、すでに100万単位の一般ピーポーがやってるものに手を出すのに記者会見をする、これはただごとではないんだなぁと思ったのであります。しかも、「ブログの女王」を自称する人が何人かすでにいたワケだし。下のリンク記事を読んでもらうと分かるのだけど、彼女は「ブログのエンジェル」を目指してたそうです。デイリーの記事には、
“同時に、 また、ブログ内で石川の出すテーマに対し、ドラマのストーリーを一般公募。各月の大賞を決めてネットドラマ化、DVD化するという画期的試みも。来年6月にはブログ内容をまとめた書籍の発売も予定されている。”
とも書いてあります。僕は、そのブログを読んだことがないので、どういう進み方をしていたのかも知らないし、どんな本やDVDが出版・販売されるのかも知らないのですが、半年でやめて、本業に専念する(!?)のは彼女のマネジメントサイドの切り替えがうまく出来ていて良いなぁと思った次第です(実際の事を知らないので勝手な想像ですが。)。企業活動や人付き合いも消えそうになりながら薄っすら続けたりしていても、ポジティブな印象はお互いに残りません。
たとえば、近所に潰れたガソリンスタンドがあって、そこが廃業してるのにずーっと看板をかけ続けていたら、「〇〇は潰れた会社」ってのが頭にこびり付いてしまい、そこのお店が潰れただけなのに、その企業自体が倒産したんだっけ?と記憶が摩り替わったりすることもあるわけで。それは、イメージで商売をしている芸能人には、致命的です。スクラップアンドビルドして、「映画出ます!」「観光大使やります!」「一日所長やります!」で、ポジティブアピールしてかないといかんのであります。
石川亜沙美のブログ Dolce Vita
サンケイスポーツ
デイリースポーツ (写真あり)