Finding “The One” for Him
Wednesday, July 26th, 2006学生の頃、ワタクシの一つの楽しみとして、“ある友達のために合コンをする”ということがありました。ある友達というのは同じサークルの仲間だったのですが、彼は、それまで一度も彼女ができたことがなく、女性とつき合うのが下手な部類に入る人間だったため、仲間の私たちでなんとかしてあげよう、と勝手に考えてあれこれ世話を焼いていたわけであります。
合コンを開催するときは、彼以外のメンバーで作戦会議を開きます。ビジネスの世界でいえば、いわゆる“マーケティングミックス”を決める会議であります。彼のブランディング、ポジショニング、ターゲットなどなど、様々なことを決めて、合コンのなかで相手にどうアピールしていくか話合うのですが、これがまた楽しい。彼は「ビジュアルはいまいちだけど、ステータスはハンパなくて、性格もバツグン、ナチュラルボーンリーダーであります!!!」という位置づけだったので、「見た目はこんなだけど、一流大学の学生だし、土地持ってるし、カッチョイイクルマも持ってて、いろんなところにドライブに連れてってくれるぜ」「サークルでは面倒見もいいし、なんてったって部長だし、プレーも最高、他大学の奴も一目置いている」などということをそこはかとなく相手の女の子に伝えて興味を持ってもらうというのがだいたいいつもの作戦でありました。大事なことは、女の子だけでなく、彼にも私たちが“作戦”を持っていることを知らせないことであります。ごく自然に「合コンで知り合って彼女ができた」というシチュエーションを作り出すことが、私たちの最終にして最大の目標だったわけで。
実際に合コンになると、彼以外のメンバーは俳優にでもなったかのごとく演じまくるわけであります。席を決めるときでも、話のネタでも、すべてが彼最優先。うまいこと彼を持ち上げてみたり、自分ととある女の子とが意気投合しそうになったら、「じゃあ、彼がクルマ持ってるから、みんなでドライブにいかね?」と誘ってみたり。この「自分を殺して演じきる」「すべては彼のために」という妙な目的意識が異常な楽しさを生み出しておりました。しかし、当の彼は全くもってマイペースで、合コン中に「お腹が痛い」とかいって帰るわ、せっかく私たちの努力で1対1のデート(しかも2回目)にまで持ち込んだにも関わらず、 「気が合わなかった」とかで終わらせるわ、こっちの力が抜けるようなことを多々やってくれたおかげで、私たちの努力の甲斐もなく、学生時代は彼女ができなかったのでありました。みなさんはこのような“人のための合コン”をやったことってありますか?ちなみに、彼は就職後にさらなる「彼女できない君」へと変貌し、私たちを一層苦労させるのでありますが、その話はまた後日。。。







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