The 4th Wall
小銭の電子マネー化がビジネスになっている。
もともと治安が悪いとか、小切手が発達してるとかという理由もあって、現金は小額だけ持って、あとはクレジットorデビットカードを持ち歩くというのが一般的なアメリカ人なのですが、貧乏人だろうが億万長者だろうが、現金を使う限り、「おつり」が発生します。つまり、小額紙幣ならまだしも、小銭・ジャリ銭の扱いに困るときが誰しもにありますね。財布が重くなるからと、家でビンとかクッキーの缶なんかに入れて貯めたりするものですが…。でも、このEC(電子商取引)が発達した今、この小銭をネット上のお金、つまり「見えないお金」にしようとする動きがでてきております。
コインスター(Coinstar)はそこに目をつけた成長企業。名前からやってる事が想像できそうですが、何をしてる会社かというと、スーパーマーケットのレジと出口の間で商売をしている会社です。彼らはこのレジと出口の間のことを「第四の壁(the 4th Wall)」と呼んでいます。この第四の壁に、小銭の両替機、おもちゃやガム等のガチャガチャ、UFOキャッチャー、宝くじ、ATM、各種自動販売機、タバコ、コピー&FAX、DVDキオスク、ギフトカードなどなどの機械を置くことによって、レジを済ませたお客さんにもう少しだけお金を落として行ってもらいましょうというのが彼らのビジネスの基本。
今、注目されているのが、これらの中でも特に、小銭の両替とギフトカード販売を一緒にしたもの。もともと、両替機は、小銭を機械にダーッと入れると、紙幣にしてくれたり、レジで現金化するチケットみたいのをくれるってものだったのだけれど、この場合は、コインスターの機械は手数料8.9%を取っていました。しかし、最近のギフトカードブームに乗って、それを現金じゃなくてギフトカードに乗せましょうというのが、最近CMまで打って売り込んでる仕組み。小銭をアマゾンやスタバ、iTunesMusicStoreやバージンで使えるカードに換金する場合は、手数料はいりませんよ、と。レジでもらったおつりを落とすというよりかは、家で眠ってる小銭たちを持ってきて電子マネーとして生き返らせてあげましょうということ。
僕が、アメリカに来て間もなかった頃、近所のスーパーにこのコインスターの機械はあったのですが、まだここまで進化してませんでした。25セント単位の計算が即座にできない、とか、コインの違いが分からないという理由でどんどんと増えていった小銭をある程度貯めてはこの機械で両替したのを覚えています。比較的お金に余裕のある派遣留学生や働く日本人の間で話題になったり、白人さんも使っていたので、これはなんか良い商機があるのでは?と思ってたんですが、ECにつなぐというのはうまいですね。



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